2014年1月15日水曜日

メディア力

さて、今日のコラムテーマは
「メディア力」です。

皆さん、メディアと聞くと
=「マスコミ」ということを連想されるでしょうか。
メディアというのは、簡単に表現すると
「情報を伝える媒体」のことを表します。

個人で仕事をする場合
自分自身が「メディア(情報を伝える媒体)」となりますね。

文章表現・コミュニケーションインストラクターである
「山田ズーニー」さんが次のようなことを書かれています。

「その情報を誰が発しているかで、受け取り方が変わる」

こういう問いでその本は始まっていました。
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「本日、日本で宇宙船が発見されました。」
というニュースが流れてきました。

・NHKのお昼のニュースで流れた
・東スポの号外が出た
・「笑っていいとも」のニュース速報に流れた

さぁ、あなたはどのニュースだったら信じますか?
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ものすごい胡散臭いニュースであるけれど
NHKのニュースで聞いたら
「え?もしかして」って思いませんか?
東スポだと「わ!出たよ~(笑)」で終わりそう。
「笑っていいとも」はフジテレビ。
「冗談でした。」って後々に流れそうな気もする。

そう、同じ情報を伝えていても
発信する媒体によって相手の受け取り方が違うということです。

ズーニーさんはメディア力とは、
「何を言うかより、誰が言うか?」
自分の発言がとどく、影響力や信頼性である。と言っています。

私は、この本をHEG式でビジネスを始める前に読んで
「そうだ、結局はありのままの自分が出るから、しっかり自分を磨かねば!」
なんて思って、共感も納得もしていました。
あまり深いところを受け取りきれていなかったように思えます。
HEG式でビジネスを開始した今は
その当時と違った視点でこの言葉を捉えています。

この「影響力」や「信頼性」って
どこからやってくるのか。
自分自身に少し問いかけてみてください。

「誰が伝えているか?」
「なんのために伝えているか?」

あなたの情報の向こう側にいる人達が
どういう風に情報を受け取っているか。

自分=メディア。
自分の本質、根本にある想いが受け手に常に伝わっている。
不思議なことに
ウソを書いてるとすぐにバレますしね(笑)

自分のありのままを捉えて
その向こう側にいる人達に何を伝えていくのかを
しっかりと自分が知っていくこと。
自分の一貫性を持つことが
メディア力を上げていくことに繋がっていきます。

サッカーの本田選手のインタビューを
「おお!!!」と思いながら眺めつつ
ふと自分の「メディア力」について考えた年頭でした。

※このコラム内で紹介した本は
「話す力をつくる本」知的生きかた文庫
(著)山田 ズーニー