2013年7月11日木曜日

この「和敬」って何ですか?

最近、名刺をお渡しする機会も多くなり
必ず質問されるのが事業所名についている「和敬」のこと。

私の名前でも無いし、事業に関する名称でも無いから
皆さん疑問に思うのでしょうね~。

事業所名を「和敬コンサルティング室」と決めたのは
2011年の7月。
2年前に「経営コンサルティング業で起業するもん!」ってことだけは決めていて。
その時に、事業所名を決めて、名刺まで作成していました(笑)
具体的な事業内容は一切決めてないのに、名前だけ。ふふふ。

この二文字は「和敬清寂」という、
千利休が茶の湯の精神をあらわしたとされる語からとりました。
この言葉が思い浮かぶだけで、心がすっと静まる感じがするんです。
茶室にいる状態や感覚を身体が思い出すという感じ。

一般的には「和敬」は茶事における主客両方の心得、
「清寂」は茶庭や茶室、茶道具に対しての心得と言われています

<和>
 和合、調和、和楽の意。お茶の世界には「和」という根本理念が流れています。
 お互いに心を開いて仲良くするという表面的なことのみならず、
 自分の心の和、道具の取り合わせの和、
 主客相互の和ということが言われています。
 私は、これらの「和」が合わさる状態で生みだされる
 「場」をあらわすことなんじゃないかと感じています。

<敬>
 他を敬愛する心。人を敬い、自らを慎むこと。
 自己満足で終わるのではなく、
 関わる人達やお道具などのモノの思いを大切にすることで
 共に大切な時間を過ごすことができるということ。

<清>
 清らかであること。心身共に清潔、清廉であるということ。

<寂>
 静かでなにものにも乱されることがない心。
 自然の中にとけ込み自然を見つめ、
 自分をも深く見つめること。

初めてこの言葉に出会ったのが18歳の頃。
私、この言葉が大好きで18歳の頃からの座右の銘にしてるんです。
(シブイ18歳 (笑))
この頃は(今もかもね)、本質的な意味もわからず、
でも「こうありたい」と思って座右の銘。

この言葉を事業所名に使おうと思い立ったのは2年前ですが、
自分の事業を開始した今、「おおぉ!」と勝手に興奮しています。

この言葉、今始めているビジネスコンサルティングの内容と
一致している。

共感をもってつながる世界、
応援していくという姿勢をもってするお仕事。
人と人の和、そこから生まれる物事の和、
私とあなたとあなたの先に広がる世界への思い。

まさしく「和」「敬」の世界です。
ちゃんと自分って過去から繋がっている。(当たり前か)

黒木桂櫻さんに出会い
トレーニングを受けた今
ぼんやりとしていた「思い」が
ハッキリと意識することで「決意」になった。
仕事を通して実現していきたい世界があること。

自分の無意識を意識して
奥深く眠っていた思いを掘り起こし
自分を知っていくことで変わる世界(視界)を感じています。


そして、あと一つのことをお伝えして締めの言葉としよう。
「和」の言葉の捉え方。

「和」というのは相手の意見や考え方に妥協し、
表面的に和合、調和するといった意味ではないということ。
しっかり自分の考えを受け止め、相手の考えを受け止め
お互いを理解(共感も違いも)した上でどうするのかを考えていくことだと
40歳現在の私は理解しています。

10年後は、どう考えているのかな~。
楽しみだったりします。

皆さんは、自分の中で大切にしている変わらないもの
自分で知ることができていますか?


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